(行政書士 × 開業初期 × 集客目的)

目次

✅ 申請のポイント

1. **「ゼロからの販路開拓」であることを強調する

  • 「金なし、人脈なし、PC1台のみ」の現状はマイナスではなく、「補助金を使って自立的な営業力を構築したい」という前向きなストーリーに変えます。
  • 自前のSNSやHPを立ち上げ、広告に依存せず地域の相談者と直接つながる力をつける計画とするのがコツ。

2. **ターゲットを明確にして、差別化の方向性を示す

  • 例:補助金申請、ビザ、相続などに特化した「〇〇専門行政書士」
  • 自分の過去の職歴(例:元ITエンジニアなど)を活かして、専門性×集客ツールの掛け算にする

3. **支援内容を「販路開拓+業務効率化」に広げる

  • HP制作、名刺・パンフレット、SNS広告 → 販路開拓
  • 自動見積フォームや予約フォーム → 業務効率化(あると加点対象になる)

📄 必要な作成書類・準備物リスト

書類名内容・ポイント
① 経営計画書(様式2)行政書士としての理念、ターゲット顧客、課題と目標を記載
② 補助事業計画書(様式3)何にお金を使ってどう集客するか(HP、SNS広告など)
③ 経費明細書(様式3-1)各費用の内訳(見積書と一致させる)
④ 見積書制作業者(HP、印刷物、広告)の見積が必須。複数あると◎
⑤ 開業届(控)または履歴事項証明書個人事業の証明(税務署控え)
⑥ 通帳の写し振込用口座の写し(表紙+1ページ目)
⑦ 商工会議所の「様式4」支援計画書地元の商工会に相談して作成してもらう(数日〜1週間かかる)

💡 実施する補助対象例(あなたに合う施策)

補助対象内容金額目安
HP制作自己紹介、料金案内、問い合わせフォーム付き300,000〜500,000円
チラシ・名刺地域配布・相談会案内50,000〜100,000円
LINE公式アカウント初期構築簡易チャット予約・自動応答50,000円前後
SNS広告Facebook・Instagram広告(地域ターゲット)100,000〜200,000円

➡ 通常枠:**上限50万円(補助率2/3)**が基本。
➡ デジタル活用や特別枠で、100万円〜200万円まで拡張も可能。


📌補足アドバイス

  • 開業直後でも申請可能です。売上や実績がなくてもOK。
  • 商工会への相談・申請サポートも無料です。できるだけ早めに商工会へアポを取りましょう。
  • 補助金は「採択されてから使う」ので、事前に発注・支払いしないよう注意!

📝【様式2】経営計画書(行政書士向けテンプレート)

1.企業概要

私は〇〇県〇〇市を拠点に、令和〇年〇月に開業した行政書士です。
前職では〇〇業界での実務経験があり、特に〇〇分野(例:IT、海外対応、相続等)に強みがあります。現在は1人で事務所を運営しており、地域の中小事業者や個人の方々の法務支援を中心に事業を展開していきます。

2.顧客ニーズと市場の動向

近年、インターネットやSNSを通じた士業の集客が主流になってきています。
一方で、地域密着型の行政書士業務は「相談しやすさ」や「信頼性」が求められるため、個人ブランディングと情報発信力の向上が不可欠です。現在、認知度の低さが課題であり、これを解消するための手段が求められています。

3.自社の強み

  • 元〇〇業界出身で、実務に即したアドバイスが可能
  • 補助金・在留資格・相続等の専門性を活かし、特定分野に強い
  • 1人だからこそ迅速で柔軟な対応ができる
    これらをSNSやHPでわかりやすく伝え、相談へのハードルを下げていきます。

📝【様式3】補助事業計画書(HP制作+SNS集客)

1.補助事業の具体的な内容

今回、地域の中小企業や個人に向けた販路拡大・集客力向上を目的に、以下を実施します:

  • 自社ホームページの制作(自己紹介・業務内容・料金・相談フォーム付き)
  • 名刺・パンフレットの作成(地域イベントやポスティングに活用)
  • SNS広告(InstagramやFacebook等)による地域ターゲット広告配信
  • LINE公式アカウントの導入と予約対応の自動化

2.販路開拓等に資する理由

ホームページとSNSを連携させることで、検索や広告経由での相談獲得を目指します。特にスマートフォンに最適化された情報発信により、若年層や外国人(在留資格関連)への接点も強化できます。また、地域の商工会・自治体と連携した情報発信も行い、信頼性の高い士業としてのブランディングを確立していきます。


📦補助対象経費の見積例(経費明細表用)

項目内容金額(税抜)備考
ホームページ制作デザイン、スマホ対応、相談フォーム機能400,000円WordPress構築
名刺・パンフレット作成A4チラシ+名刺2種50,000円印刷・デザイン費含む
SNS広告Instagram/Facebookターゲティング広告100,000円地域・年齢層別配信
LINE公式構築サポートアカウント開設+予約対応設定50,000円外注委託予定
合計600,000円補助率2/3 ⇒ 補助額上限50万円

✅ ヒアリングチェックシート(開業初期用)

質問回答記入欄(例)
開業時期はいつですか?令和6年1月開業
ターゲットとしたい顧客層は?中小企業、個人(ビザ・補助金・相続)
専門としたい分野は?IT補助金申請、外国人ビザなど
現在の営業手段は?なし(HP・SNS未整備)
自身の経歴・強みは?元IT企業勤務で書類作成に強い
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